PANOLIN 4T BLEND
さて。
またまた、オイルになります。
今回のオイルは、スイスのPANOLIN社の物。
あまり、聞いた事のない会社名ですが、その実力の程は。。。
基本的に、最近、定番になりつつあるエステル系のオイルです。
単純にエステルと言っても、いくつか種類があるようで、
PANOLIN社の物は「炭化水素系・飽和エステル」を使用しています。
また、ブレンドオイルに、「ハイドロクラックオイル」が使われています。
まあ、細かい事は、其々で調べてもらうとして、私の感想です。
まず、10W-40の粘度にしても、かなりの柔らかさです。
投入後のアイドリング状態でも、その柔らかさが反映されています。
柔らかそうなオイルのわりに、メカノイズは大きいという程ではありません。
また、レーシングすると、フリクションの低さを音から感じる事ができます。
たまたま、交換した翌日。
連続高速走行をする事になったので、その時の感想です。
10W-40という粘度にしては、熱への耐性が高い様でタレた感は少ないです。
そういう時は、走行速度を落として巡航してやると、復活しますが。
ちなみに、MOTUL5100の10W-40では、似た走りをした時、ヘロヘロになっていました。
この点からも、意外に、お勧めオイルと言えるでしょう。
まあ、世の中、完璧な物はない物で。。。
気になった点も、いくつか。
まず、水温の上昇が早い事。
一概に、PANOLINオイルだけに要因があるとは言えませんが、
水温の上昇が、明らかに早くなっています。
これに関しては、クーラントを交換した後、再度、検証してみようと思っています。
次に、シフトフィール。
MOTUL5100の様に、特別な添加剤が入っている訳ではないので、
それと比べると、どうしても、多少なりとも不満に感じます。
これに関しては、次回、交換時期に、粘度を15W-50に変更して、検証してみたいと思います。
さて、現時点での、お勧め度ですが。
長距離高速ツーリングをされる方には、十分なスペックを持っていると思われます。
現状でも、私は、MOTULよりPANOLINを選びます。
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