Castrol Pure Racing
Castrol Pure Racing
Castrol Pure Racing
'04/2/19 「Castrol Pure Racing」使用開始
ご覧の通り、「Castrol Pure Racing」です。
いきなりPureRacingと言うのは、些か、無謀な気もしますが(笑)。
私の聞いたところでは、このPureRacingだけがオリジナルで、他のCastro商品はライセンス生産だそうです。

'04年2月19日の日記にも書きましたが、このOIL、バイク屋「BigUP MOTOR CYCLE」代表のガミさんの御好意で、
使用が可能となりました。まあ、はっきり言いまして、私には、高価すぎる品ですね。

さて、タイトル通り、素人の視点でのインプレです。
正直、このOILを入れる時、250ccという排気量で、粘度設定10W-60というOILを、 使えるのかどうか不安がありました。

投入後、エンジンを始動させると、いつもより、僅かに下でアイドリングします。 正直、「やはり、硬かったかな?」と思いましたが、余計な心配でしたね。 軽く、ブリッピングさせると、ちゃんと回転がついてきます。 いつも通り、水温40℃前後まで暖気運転をし、試乗開始です。 まず、最初に驚かされたのは、シフトフィールの軽さ。 足先に力を、ほんの少し入れるだけで、「カコンッ」と、1速に入ります。 2速へ入れる時も、なんのストレスもありません。 大袈裟かもしれませんが、シフトペダルが無くなったのかと思うほどです。 ちなみに、このシフトフィールは、水温100℃前後になっても変わりませんでした。

バイクを加速させます。
速度は乗るのですが、加速フィールが丸い感じです。けっして、ダルイ訳ではありません。 また、乗った人ならわかりますが、「ダルイ」という言葉は浮かばないでしょう。 「こういう物なのかな?」と、思う反面。妙に、落ち着きがありません。 エンジンの回転が落ち着かないのではなく、まだ、何か隠れてる様な、妙な感じです。 確認しながら回転を上げていき、パワーバンドに入った途端、落ち着かないという感覚が無くなり、 あたかも、「美味しいのはここから」とでも言いたげな感じに変わります。 試しに、最大馬力発生回転数まで回すと、ものの見事に、安定します。 驚きました。自己主張の少ない国産バイクが、喋ります(笑)。

投入初期の印象としては、高回転キープを強要するこのOILは、「かなり危険かも・・・。」という言葉も、付け加えておきます。 今更ではありますが、高価だから良いのではなく、良いから高価なのだという典型的な例でしょう。 確かに、高価ではありますが、こういうOILを体感する事は、無駄ではないでしょう。

'04/3/3 中間報告
さて、投入後、走行1000qを越えたので、そろそろ中間報告を。
私は、大体、3000q前後でオイル交換をするので、中間報告には、良い頃合ですしね。

1000kmちょっとの距離を走った現在。投入当初との違いは感じません。
エンジンの隅々にまでオイルが行き渡り、滑らかさは、一層、増した感じです。

完全に冷えた状態からのエンジン始動は、結構、硬く感じます。
大袈裟に書けば、バッテリーが弱ったのではないかと思う程です。 ですが、バッテリーが本当に弱ってるなら問題ですが、そうでなければ、エンジンがかからないという事は無いですね。 当然、暖機運転が必要な訳ですが、最低でも、水温で40℃ぐらいに上がるまでは必要でしょう。 ここだけの印象で話すなら、確かに、硬いオイルですが、基本的に、暖機運転は基本的で必要な対応です。基本的な対応が出来る人であれば、 さしたる問題ではないでしょう。

Pure Racingの本当の良さを堪能できるのは、水温で70℃ぐらいからです。それ以下でも、暖機運転が、しっかりと出来ていれば、 シフトフィールの良さは、十分、感じていただけるでしょう。始動直後、あれだけ硬さを感じたオイルも、温まってしまえば全回転域で滑らかで、 エンジンフィールのスムーズさにも驚かされます。まさに、天井知らずのスムーズさです。やはり、危険なオイルですね(笑)。そういえば、以前、このオイルを使うと、 「馬力があがる」と聞いた事がありますが、この滑らかさから察するに、フリクションの低減で、そのエンジンの持つポテンシャルが、引き出されているのでしょう。 ちなみに、「馬力があがる」と仰った方は、ちゃんとパワー計測された上で発言されてます。

'04/3/31 最終報告
私は、基本的に3000qでオイル交換をしますが、Pure Racingの寿命は2000q前後のようです。
現在、1800q程走行してますが、昨日とは打って変わってと言うぐらい、冷えた状態ではメカニカルノイズが出ます。 これは、交換時期になった事を知らせているのでしょう。 それでも、温まってしまえば、その辺の、高性能と称するオイルを新品で入れるより良いフィールです(この辺の特徴も凄い)。

さて、素人の私の総評ですが・・・。
ある人の言葉を借りるなら、

オイルも、チューニングパーツの一つ。
ディチューンオイルの多い中、間違いなくこのオイルは、チューニングオイルである。


私も、Pure Racingを使ってみて、この言葉、凄く、納得できました。
それから、チューニング、パワー云々を語るのであれば、このオイルを使って見るべきでしょう。レーシングスペックと言う事で、 神経質なオイルと捉える人もいると思いますが、そんなことはありません。確かに、交換時期を、ダラダラと延ばす事や、 暖気運転の省略はできませんが、基本的には、オイルの方でかなりフォローをしてくれます。

総評と言う事で、5段階評価してみましょう。あくまで、私的評価ですけどね。

パフォーマンス:これは、間違いなく、最上位の5
ライフ:私としては、やはり、3000qはもって欲しかったですが、レーシングスペックという事も考慮して、5
コスト:性能とのバランスで考えると安いのですが、私の財政状況で考えると、ちょっと、いたいので、3

こんな感じになりますかね。

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